日々変化する環境に応じて対応できる学習塾経営が、地域で必要とされている

新型コロナウイルスは教育業界に大きな変化をもたらした。
学校は授業が実施できず、生徒は自宅での自習を求められた。学習塾も例外ではなく、休校せざるを得ない状況になった。

そのような中、昨年よりも生徒数を伸ばしたのが、フランチャイズで明光義塾を3教室経営している岡部豊さんだ。子どもたちが学校に登校できない分、塾ができることとして、学習の機会を止めないように、いち早くオンラインで授業ができる体制を整え対応をしてきた。結果、リモートでの授業を希望する保護者が岡部さんの塾を選んだ。
「Withコロナじゃないけれど、学習塾だけでなく企業だってオンライン化をしていますよね。仕組みは時代に応じて変わってくるのだろうし、私のところも、小さな会社ですが、そういう意味では上手く対応できたのかなと」

日々状況が変化していく現状の中で、家庭それぞれで考え方が異なっている。「学校に通ってはいるが、塾はオンラインで授業を受けたい」という要望など、可能な限り対応していきたいと語る。

”ここに居てもいい”と感じられるようなコミュニケーションを、生徒と先生に心掛けてきた

岡部さんの塾は、いわゆる進学塾ではない。
偏差値を競う塾ではなく、塾を必要としてくれている人の塾でありたいと言う。
学校の勉強についていけない子や、こと勉強に関して人から褒められたことが一回もない子もいる。しかし、学校の先生は1クラスで30~50人くらいの生徒を見なければならないので、物理的に全員を見ることは難しい。取材を重ねる中で、岡部さんの口から何度も出てきたのは”NHK”という言葉だった。

「必ずしも偏差値を上げるだけじゃなくてね、勉強って楽しいなとか、やればできるんだなと感じてほしいんです。先生が手を焼いてしまうような子であっても、うちにきたらNHK…名前を呼んで挨拶して、褒めて、ありがとうって感謝して、ということを、生徒にも先生にも心がけています」

せめてうちに来た時には、小さな社会貢献とまでは言わないが、居心地がいい場所にしてあげられたらいいなと控えめに語った。
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