明光義塾の教育理念との出会い

元々教育とは違う業界でサラリーマンをしていた岡部さん。
独立して何を始めようか考えていたときに出会ったのが、明光義塾の教育理念だった。

「個別指導による自立学習を通じて
 創造力豊かで自立心に富んだ
 21世紀社会の人材を育成する」

サラリーマン時代は、営業計画や販売管理をしていて、社員に数字目標を追求させたり競争させたりしていたのではないかと鬱屈した思いを抱えていた。
「自分がされて嫌なことは、人にしない方がいいかな」 
自分の経験を踏まえたとき、明光義塾の教育理念を見て、こういう仕事は楽しそうだと感じたそう。

自身も人からあれこれと言われるのは好きではないので、勉強も人から教えられるものではないという思いがあった。
人から教えてもらったものはすぐ忘れる。自分でやったものは残る。そう考えている岡部さんだからこそ、個人の自立を促すような教育に魅力を感じたのだ。

先生には学力よりも”コミュニケーション力”を求めている

中国の漢民族に客家(はっか)と呼ばれる一族がある。その客家の教訓に「隣人に親切にしてもらったその分、別の隣人に親切にしなさい」というものがある。
例えば、隣の人からプレゼントを貰ったとする。そのお返しを、プレゼントをくれた人に返すのではなく、別の隣の人にプレゼントする。そうすることで、巡り巡って、また自分に返ってくるという考え方だ。

「人に優しくした分、それを期待しちゃいけないのだけど、間違いなく人から優しくされる」

先生も生徒も、言葉にしなくても、こちらが思っていることは伝わるのだと言う。
現在40人程在籍している大学生アルバイトの先生のキャラクターは様々で、中には、最初は接しにくく感じる先生もいる。岡部さんがそのような先生に嫌だなと思って接してしまうと、その人は長続きしない。いい先生だなと思って接すると、先生も笑顔で返してくれるようになり、成長して、社会人になってからも連絡をくれたりするそう。
こういうときに幸せだなと感じるのだと、岡部さんは笑顔で語った。

大学1・2年生が先生のアルバイトの応募でくるとき、大事にしている採用基準の一つが「コミュニケーション力」だと考えている。
立派な大学に入学している人からも応募はあるが、コミュニケーションが取れない人は岡部さんの塾では好ましくない。「こんなのもできないの?」「これ教えたじゃん」というような発言を3回もすると、生徒は見事にやる気を失ってしまう。

「大事なコミュニケーションの一つはNHKですよね。「○○ちゃん、今日は来てくれてありがとう。この間テスト頑張ったらしいね、先生うれしいよ」そう言うと、子どもの顔がふっと変わるんです」

子どもの表情が変わる瞬間を体験した先生は塾を辞めない。「向き不向きもあるけどね」と付け加えつつ、お金も大事だけど、こういう満足感や達成感を先生に教えることも岡部さんの仕事だと言う。
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